逃亡者とは人間陣営かつ単独陣営という異色役職。特殊村でまれに登場する程度の非常に珍しい役。
勝利条件から特殊能力まで全編にわたり非常に特殊であり、1人いるだけで狐以上の存在感を示してくれるが、逃亡者になった際は非常に勝ちにくいとされている。
逃亡者の基礎
勝利条件は村陣営の勝利&自身の生存
逃亡者が難しいとされる最大の理由がこれである。村陣営でありながら村陣営勝利だけでは勝ちにならず、逃亡者自身がゲーム終了時に生存することが追加条件となる。
この条件から通常の村陣営よりも特別に勝ちにくい役職となっている。
夜に誰か一人を指定して逃亡
夜時間にプレイヤー1人を逃亡先に指定する能力を持つ。ここから場合わけが多いので箇条書きにする。
逃亡先が黒判定(人狼)の場合、逃亡者は翌朝死亡。
逃亡先が白判定(狐含む)&逃亡先が夜死亡しない場合は逃亡者は襲撃されても死ぬことはない。
つまり夜の逃亡先と狼の襲撃先で翌日の生存可否が決まる。
逃亡者はどう立ち回ればええのん?
安全な逃亡先を探して確保する
逃亡者は夜条件を満たさなければ死亡、つまり負けである。逃亡先が白であること、且つそこが死なないことが条件なので人間らしいかつ死ににくい人を選ぶ必要がある。
人間らしい人を選ぶのはそこまで難しくないのだが死ににくい人を選ぶのは非常に難しい。
例えば昨日逃亡が成功したところを翌日連続で指定してもそこが襲撃されてはゲームオーバーである。
相対的にしににくい位置としては白確定かつ1枚だけ---具体的には単独共有者・パン屋・真確定した霊媒などは白確定かつ護衛がつきやすいことから逃亡先に選びやすい。
戦況によっては逃亡者COからの逃亡先開示
逃亡者が生存している=逃亡先は白という証明になるので、逃亡者がCOして逃亡先を開示することで白確の位置を増やすことができる。
白確と狩人が残っていれば、逃亡先と護衛先を固定させることで確実な生存が見込める。
ただし、狐に逃亡している場合もある為処刑位置として完全に外れるわけではない点に注意。狐・第三陣営がいなくなった段階で逃亡COがひとつの理想。
逃亡者は村有利になる役なのか
逃亡者騙りが出ても真は対抗COしにくい
逃亡者は自身の生存も勝利条件で付随している為、「この人偽物!、私本物です!」と対抗で出るのはローラーされるリスクが高まることから難しい。
人外は逃亡者を騙りやすい
前述の理由から、逃亡者騙りは対抗が出にくいメリットがあり、占い位置や吊り位置に入った狐や狼の逃亡者騙りによる危機回避は逃亡者村では比較的頻出する展開となる。
特に狐は襲撃されても狼目線で逃亡者襲撃と見分けがつきにくく素直に放置されることもあったりする。
逃亡者という村側の能力者が追加されたことで一見村有利になりそうだが、人外騙りの幅が広がった観点ではどっこいどっこいと言える。
逃亡者以外の目線での視点整理パターン
最後に逃亡者絡みの死体数別に置ける夜の場合分けを載せておく。なお、狐や猫又などがいる場合はさらに増える。あくまで特殊配役は逃亡者だけの場合とする。
平和(死体無し)
逃亡先が人間A&襲撃先が逃亡者
逃亡先が人間A&襲撃先が人間A&護衛先が人間A
逃亡先が人間A&襲撃先が人間B&護衛先が人間B
1死体のとき
逃亡先が人間A&襲撃先が人間B
逃亡先が狼&襲撃先が人間B&護衛先が人間B
2死体のとき
逃亡先が狼&襲撃先が人間A
逃亡先が人間A&襲撃先が人間A
逃亡者そのものは上手く活用できれば村に有利に働きますが、彼自身の勝利を最優先するとなるとまた変わってくる・・・数ある役職の中でも特殊な味わい深さを持つ役です
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