COした役職を撤回し、別の役職に乗換えCOすることをスライドと呼ぶ。
ex)占いからの霊媒スライドの場合「占いです」「撤回します、霊媒です」
勘違いされることがあるが、スライドする前は一時的とはいえ騙りである。素村によるスライド---いわゆる村スラは村騙りの一種であるため、村騙り禁止村では控えること。
今回はこのスライドにどのような意味があるのか、また有効なスライドとは何か考える。
スライドのメリット
人外の騙り抑止
初日に占い、霊媒、共有が占いCOし3-0陣形になった状態を考える。
どの人外目線であっても役職COにが2枚以上出ると1人は真で残りは人外が出ているように見える。潜伏を好む人外が多ければこの時点で占いが騙られる可能性は相当に抑止できる。
成功すれば単独COにできる
先述の3-0の状態から、占いCO2人がスライドする。
霊媒師「霊媒へスライドします」
占い師は単独COとなり、真濃厚となる(役欠け除く)。
ここから人外が占いを騙っても良いのだが、朝一番のCOよりも圧倒的に真扱いされにくいのは言わずもがな。
真役職の壁になる
その日に撤回せず翌日以降にスライドすることで、真役職の生存率を高める戦法もある。かなりトリッキーなので有効な条件は限られるが、白確役職であれば混乱は防止しやすくなる。
スライドのデメリット
失敗時のリスクが高い
白確以外がスライドした場合、失敗するともれなくスケープゴート(処刑位置)になる。
村の考察が仕切り直しになる
素村のAさんが議論前半で占いCOし、後半素村COした(村スラ)場合を考える。
「占いCOしているAさんについて」という議題は村が勝つためには不要な情報である。つまりAさんが村スラする後半まで村は時間・労力を浪費してしまうことになる。
前述のとおり、スライドは白確役職でもない限り大なり小なり処刑位置にあがってくる。
有効?なスライド例
どの役職がどうスライドするのが有効とされているか、いくつか具体例をあげておく。ただし大半はトリッキーすぎて村に混乱をもたらすことが多い。
人外がその役職になりきるときもそのまま当てはまる。
霊媒師による「占い→霊媒スライド」
占いが真確できれば強力なスライドとなる。
霊媒が1名以上後にスライドすると、霊媒ローラーが高い確率でかかる。
共有者による「占い→共有スライド」
占→霊スラと同じ理屈で有効なスライド。
共有者は人外の騙りが非常に難しい役職の為、スライドをしても視界が濁り難くリスクが少ない。役欠けなしの村であれば、より積極的に行って問題ない。
一例として占い3COで締め切った後に、2COが共有スライドする形が有名。成功すれば占いを単独COにすることができ、ほぼ占い真確として進めることができる。
共有者による「霊媒→共有スライド(霊媒アーマー)」
一時的に霊媒に出ることで、真霊の生存率を高める。少し深堀りすると占いの生存率も高める効果がある。
初日グレランや黒吊りになった場合は撤回せず翌日までスライドを待っても良手。霊媒が複数枚になり、狼には真霊を悟らせずに済む。
霊媒COが襲撃候補から外れやすくなり、護衛が成功しやすくなるのもメリット。
大型村であれば共有が2枚とも霊媒に出ることも有効。これらの戦術は霊媒・霊能アーマーと呼ばれる。
初日に共有スライドしたら普通のスライド、初日撤回しなければ霊媒アーマーという認識で良い。
なお、白確になりやすい立場であれば必ずしも共有者である必然性はない。パン屋・魔法使いなどでも一応同じ動きは可能(ただし1枚しかいないので成功率は共有よりも下がる)。
狩人による「占い→狩人スライド」
初日偽占い師から黒を打たれた場合に使われる。
数日後に狩人へスライドすることで初日狩人COよりも狩人の生存日数は伸びる。
GJが出れば非常に強力な長期スライドだが出せなかった場合は最黒位置として処理される扱いの難しいスライド。
「伝説の狩人」と言えばあの人ですね、わかる人にはわかるやつです。基本的に完全に混乱をもたらさないスライドは共有者やパン屋といった白確役職に限定されるという認識でOKです。
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