初心者~経験者まで幅広く集まっている村ではそのギャップも楽しみの一つである。
初心者チームと経験者チームにくくれば経験者チームが圧勝しそうなものだが、このゲームはチームがランダムで決まる為、経験者・初心者が入り混じることがほとんど。
このとき経験者はどのような配慮ができるのか。今回は幅広い層が入った村における経験者なりの立ち回りを考えてみる。
人狼になったときは初心者に騙らせる
初心者に騙りはハードルが高いと思われがちだが、騙る方が初心者には相対的に優しい展開になる。
初心者狼が最も警戒すべきは寡黙吊りである。グレーに潜伏したものの、発言が伸びず情報が落ちない理由で吊られる初心者を経験者であれば幾度となく見てきたはずだ。
初心者狼を寡黙吊りから救う最も簡単な方法は初心者狼に騙らせることである。これにより寡黙整理されることはほぼなくなり、役職結果や理由を話す機会が半強制で作られる。
騙る内容などは事前に伝えてあげて、半ば台本化してしまっても良いだろう。もちろん狼同士でコミュニケーションがとれないルールの村においてはこの限りではない。
率先して話せない初心者に話をふる
それなりの経験者であれば発言を伸ばそうと思えばいつでも伸ばせる。一方で初心者は多くの場合、何を話して良いのかわからず黙っている。
よって経験者から話をふってあげるだけでも全体の発言量バランスが保たれ良村になりやすい。
「今人間らしい(白い)と思う人は?」
「今狼らしい(黒い)と思う人は?」
いずれも経験者にとっては当たり前のテーマだが、これらを自発的に提出できない初心者は非常に多い。これまで意識して来なかった人は寡黙位置の初心者に是非話をふってみて欲しい。
またゲーム終了後の感想戦・反省会においてもこれに近い工夫が可能。経験者だけで「あそこは良かった」「ここは改善したい」などと言い合うと初心者にはついていけない内容になりがちである。なるべく初心者から疑問点・質問点を提出しやすい空気を作れるよう心がけよう。
初心者COには寛容に対応する
初心者COすると、ことオンライン野良村では「やめろ」「禁止事項だ」と批判が出る。初心者COについてのGENの考えは以前に述べたとおりだ。
初心者COで特段要素を拾わなければ、推理の際に気にする必要は皆無に等しい。前述のようにゲームを崩さない程度の配慮に留めておけば良い。
初心者を理由にあからさまに吊り位置から外したり、露骨な視点漏れをスルーするといった戦い方はかえって失礼に当たるとGENは考える。
たまに「初心者配慮できる方募集」といったフレーズを見かけますが、配慮とざっくりまとめてもこれくらいあるわけです。さじ加減が人それぞれになる点が難しいところですね。