この記事は以前投稿した記事の続きです。
人狼ゲームが強い人の定義は案外難しいが、各々が何度か同村する中で「この人は強い」認定をしていく。この「強い」という表現はどのような感覚で用いられるのか。今回は強いとされる人の特徴を追いかけてみよう。
人狼ゲームが強い人の特徴
グレランで吊られにくい
ローラーや黒吊りといったほぼ確定で処刑される展開を除くと、最もプレイヤーの力量が試されるのがグレランである。
グレランは殴りあい、ラインつなぎ、白アピ合戦といった人狼の総合力が試される主戦場であるほか、単純にに吊られ難い=自陣営の数を減らしにくいのでどの陣営になっても総合勝率を上げる要素になる。
また最も配られやすい役職「素村(=市民・村人)」は最もグレラン対象になりやすい。最も配られやすい役職での吊られにくさという点でも強さの目安のひとつと言えるだろう。
発言で村を動かすことができる
その日の処刑先や占い指定先といった進行を提案でき、それを実際に反映できる説得力がある人は自陣営に有利。
その人が人外であれば自陣営に有利な進行へ誘導でき、村の場合は必ずしも村有利な進行になる保証はないが最も人間らしい立場として処刑されにくく、村を吊るリスクを1つ減らしている点で村有利となる。
自身の白黒要素を調節できる
白黒要素とはその人の人間らしさ、狼らしさを測るために各々が出したり他プレイヤーから探して拾うものであるが、上手な人ほどその役職の立場に適して要素を調節する。
たとえば素村であればひたすら人間らしい存在となり潜伏役職(狩人など)の代わりに襲撃されれば合格なのでひたすら白要素を稼ぎ続ければ良い。
しかし狩人のときは真っ白になり襲撃されては勿体無いので、適度に怪しまれるポジションを保つことが大切となる。
真アピで真を勝ち取れる
本物アピールが上手な人は単純に処刑されにくい。グレランと同じ理由でこちらも単純勝率を上げる。
真アピにより村から信頼を得られた場合は対抗という100%の敵陣営を処刑できる。これは真であろうと偽であろうと同じ理由で自陣営有利にはたらく。
また占いCOの場合は狩人に信頼されれば狩人の護衛を引き寄せることができる点も大きなメリット。
ラフプレーに動じない
暴言・煽りをはじめとするさまざまなラフプレーは思考や考察を乱す要素になることがあるが、そんな村でも普段通りのパフォーマンスを発揮できる人は精神的タフさ・強さを持った人と言えるだろう(暴言・煽りが褒められたプレイでないことは言うまでもない)。
人狼ゲームが強い人の立ちまわり
上記の強い人の特徴を踏まえ、より具体的にどのような動きをしている人が強いのかを見ていこう。
次の日以降の展開を理解・予想した発言をする
「この順番で処刑すれば確実に人外が2匹いなくなる」
このように限られた情報量の中でそれらしい進行を提案できる人は、「戦況を分析し村の勝てる道筋を探している人」として村であっても人外であっても信頼を得やすくなる。処刑されにくく強い人の典型と言える。
多くの発言の前振りや事前説明を省略する
こと短期人狼においては、短い議論時間の中での発言の量と質がその日の処刑対象を決める重要要素となる。
周知の事実を極力発言に組み込まず時間内の発言内容を良質なものにする努力が見られると受け手の印象が非常に良くなる。
2つほど例を出してみよう。以下の発言を見比べてみてほしい。
①「グレーのAさんは吊りたくないです。占いCO2人について明確に片方の真を上げたので今日は外して良いでしょう」
②「占われておらず、役職COもない人ならAさんは人間らしいです。理由は初日占い師ですと宣言した片方が本物らしいと言及したこと。これはどちらかの占い師に肩入れすることで片方の占いにはすりより、もう片方には偽塗りするということでどちらの占い師からも占い対象にあがらいやすくなる動きです。よって人間らしい行動ととります。」
①・②両方とも、発言内容はほぼ同一であるが、Bの方が長い時間を使ってしまっている。同じ中身なら②の心象が悪くなるのは明白だ。
経験者が多い村になればなるほどAのように簡潔かつ説明を省略した発言が多くなってくる・・・とはいうものの、参加者の経験量によっては①の言い方では説明不足ととられ、あらぬ誤解を生むリスクもあるため、空気を読みつつ折衷を取っていく必要がある。
色々書きましたが、やはり単純に死ににくい人が同陣営に多いに越したことはありません。初心者の方はまずはグレランで生き残ることですね!・・・とまとめても上級者村ほどそれ自体が大変なんですけどね(汗
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