バーチャルユーチューバー(以下、Vtuber)が今熱い!
人気のVtuberの方々が人狼放送を行うという世界初の企画が2018年5月5日に行われた(生放送リンク→バーチャルYoutuber人狼)。
今回はこの放送のGENなりの感想をつらつらと書いてみる。
なお、人狼ゲームの仕様など一部解説を挟むが放送上のネタバレは原則含まない。
GENが個人的に感じたこと
Vtuberの圧倒的集客力
前説で「熱い」と書いたGENだが、恥ずかしながらこれまでVtuberの知識はほぼ皆無であった(キズナアイの人狼動画を見たことがある程度)。
そんな中、今放送の来場者数とコメント数には驚愕した。
ぴんと来ない方の為に補足すると、ここ数年ニコニコで最も人を集めた人狼放送は第3回ゲーム実況者人狼である。
来場者数:427349人 コメント数:287464
これと遜色ない数字を初回から叩き出していることからも相当な集客力が伺える。Vtuberの人気の凄まじさを物語る数字といえる。
放送システムの無限の可能性
今回の放送は人狼放送としてはコストが少なく済ませられるメリットがあげられる。
対面人狼と違いスタジオが不要な為、マイクやライトを設置する必要はなく、声はもちろん全員が非常に明瞭、表情はカメラさえ向ければ全員はっきり映る。
イメージとしては通話(skype・discord)人狼と対面人狼の中間といったところか。
また、退場する際の演出も素晴らしかった。細かい粒子のようになって消えていくさまは映画「名探偵コナン~ベイカーストリートの亡霊~」のようであった。
また放送を見る限り1本1本の指の動きを表現できているVtuberは少なかった。対面人狼放送では何票入ったかの確認を指を用いて表現することが多い。技術的に可能ならば次回以降の導入を期待したい。
人狼を通じた異業種の交流の素晴らしさ
人狼と接点の少ない業種の人狼放送の場合、一番の楽しみは「この人たちが人狼をやったらどうなるだろう?」である。今回の放送も例外ではない。
人狼ゲームという非日常空間を作り出すゲーム性が各プレイヤーの普段とは違う一面を見せる。プレイヤーのファンにとってはたまらない展開ではないだろうか。
また、棋士人狼に代表されるようにこのテの放送をきっかけにそのジャンルに人狼好きが増えることも多い。
コメントを見る限り、「Vtuberは知っているが人狼はそこまでわからない」という視聴者層は非常に多かった。今回の放送をきっかけに益々の人狼人口の増加を期待したい。
放送で行われた配役と解説
少し人狼的トピックについても話しておく。
狼2/狂1/占1/狩1/村2、初日犠牲なしの7人村
メンバー:桜樹みりあ(ゲーム部プロジェクト)、電脳少女シロ、ときのそら、猫宮ひなた、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん、富士葵、ミライアカリ
3吊り3人外は狼有利
狼陣営(人外)は3人配置されている。それに対して処刑回数は3回である。つまり3回の処刑で3人の人外を倒さなければならず、人狼陣営が非常に有利な配役。
初日村陣営を吊ってしまい、襲撃先も村陣営となると翌日は5人で3人外なので、狼が自ら狼COして狂人と票を併せるとPP(パワープレイ)が成立し、村が負けてしまう。
PPになっても村が狼COして回避すれば良いという考えもあるが、5人でのPPは一度回避できてもどの道翌日に嘘がばれてしまう。
とはいうものの7人という人数そのものがバランスをとることが極めて難しい人数でもある。
個人的には司会のバーチャルを追加し、狂人を村人に置換してて8人村2人外形式にするとバランスが良かったと思われるが、司会進行という立場上いろいろ都合があったものと思われる。
初日占い処刑は悪手ではない
初日から占いを処刑して残った方を本物と思い込んで進めて行くいわゆる占い決め打ちを否定するコメントや、初日はグレーに投票せよというコメントが散見された。
しかしGENの意見としては初日占い処刑は何も間違っていない。この配役に限ってはむしろ初日占い処刑(決め打ち)が推奨される。
成功すれば本物の占い師だけを残してその結果を武器に戦うことができるからだ。
占いを狂人が騙っていようが人狼が騙っていようが、兎に角初日から人外を倒して行かないと村が間に合わないバランスなので2分の1で人外を倒せるこの進行は極めて全うである(ちなみに片白を含むグレーに縄を使う場合、人外の割合は5分の2)。
決めうちを間違えると村の勝利はほぼ不可能だが、そもそも初日を間違えると絶望村なのでこの選択肢の方が結果として村陣営が勝ちやすくなる。
棋士人狼や占い師の人狼など、ひと昔前のニコニコでの人狼放送を髣髴とさせる回でした。さらなる繁栄をいち人狼好きとして期待しております。
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