騎士の護衛先が2日連続同じになることを連続ガード(連ガ)と言い、これを禁止するか許可するかで戦略は異なってくる。
ゲーム開始前に連続ガードの有無は明確に決めておかないと、どの陣営でも混乱を来たすので必ず決めておくこと。
騎士の連続護衛のある・なしでゲーム中にどんな違いがあるのか。順に見ていこう。
連続ガードなしは村が不利になる
連ガなしの場合は原則役職が長生きできない。
例えば初日真占いだけCOして1-0陣形となったとする。
通常は村有利のケースで、騎士がずっと真占いを守り続ければ良いのだが連ガ禁止の場合は騎士は真占いを2日連続で守ることが出来ない。
狼は護衛されること覚悟で2日連続真占いを襲えば3日目朝には真占いがいない状態が作られてしまう。
せっかく役職者が真確したり白確定ができたとしても、2連噛みによって確実に消されてしまうのは村にとって大きなデメリットとなる。
連続ガードなしでの村の戦い方
連ガなしの場合、前述のように初日に真役職を出すと長生きさせることは難しくなる。
よって占い・霊能結果が蓄積された後、すなわち2日目以降にCOすることで村に情報を落とす戦法が登場する。
ただし2日目以降のCOになるとそこに至るまでに真役職が吊られたり噛まれたりするリスクが伴う為長生きできなくても真と確定できる初日に占い・霊能を出す戦法もセオリーのひとつである。
民意によりその都度変えると良いだろう。
また前述のように狼陣営が占いを騙ってこない、さらには霊媒も騙って来ないいわゆる全潜伏でもそれなりに戦えてしまう。
配役にとっては全狼潜伏が最も狼有利な進行の場合も多い。
連続ガードありの場合の戦い方
連ガありの場合は、一般論として初日に騎士以外の真役職は露出させる(FO)のが無難とされる。
2日目まで潜伏すると最悪の場合真役職が死んでしまい、人外の役職乗っ取りのリスクも出てくる。
ただし初日から占いで黒結果が出た場合は例外として潜伏が許容される場合もある。
(近日公開:初日から占い結果で黒が出た場合の村の動き方)
狼サイドの話もしておこう。狼サイドとして最悪な展開は占いの真(本物)を確定され、そこをずっと狩人に護衛されてしまうことである。
これを防ぐ為にも人外サイドは最低1枚占い騙りに割いておくことを強くお勧めする。
狂人に潜伏されたり霊媒に回られたときのことを考えると狼が最低1匹は占いを騙る戦い方が最も安パイとなる。
占いが2CO以上になってしまえば、真確の進行がされることはなくなり、かつ1箇所しか護衛できない狩人の護衛がぶれる効果がある。
最高の形として最初の襲撃で真占を消すことも可能となる。
役欠けルールにおいては真占が欠ける可能性もあるが、そこに一縷の望みをかけて人外が全潜伏するのはギャンブル性が高すぎる為非推奨。
連ガなしのときの騎士・狩人について
騎士は白確定や真役職っぽいところなど村に重要な立場の人間を守るのがセオリー。しかし連続ガードできない場合はあえてテキトーに守る「捨て護衛」が有効なことも。
加えて人外が騎士を騙る際は連ガありのときにつきがちな嘘をうっかりついてしまわないように注意しよう。
「初日はAさんでそれ以降ずっとBさんを守ってました」
いずれも連ガ禁止の村では不可能な護衛である。
これら失言を誘導させるための質問として
なども素村の戦略として有効。
また、騎士COが信頼されにくい場面では「その夜GJを出せるか」も重要になる。
よって昨日誰を守ったかを言ってしまうのは原則悪手となる。狼に今夜護衛されないところをばらしてしまう行為だからだ。
これを利用した真騎士の騙り技も存在する。昨日の護衛先を騙り噛み先を誘導してGJを出すというもの。吊られない自信があれば狙ってみよう。
また連ガありのときに比べてCOタイミングは早くなる傾向がある。これは狩人の能力が相対的に下がっていることが原因。
吊り逃れの為にCOしてグレー幅を狭めるという最低限の仕事の方が、護衛という直接的な能力発揮よりも優先されることが多いからである。
人狼が強くなり過ぎると狼は割と雑な動きでも勝ててしまい、村はトリッキーなことをしないとそもそも勝てないというバランスになりがちです。こうなると人狼ゲームとしての面白さはだいぶ減ってしまうので、連続ガードなしにするときはパワーバランスに要注意です。