狼チームである狂人は、夜に襲撃するのではなく日中に処刑されることで村側に無駄縄を使わせることが狼チームの基本戦略となる。
しかし、特定条件下では狼が狂人だと判っている上で敢えて狂人を噛むテクニックが有効な場面がある。いわゆる漂白噛みだ。
漂白噛みは人外(狼陣営)を1人自主的に減らす行為なので、一見勝利から遠のく行為だが、要所で挟むことにより立派な戦術となる。
今回は漂白噛みの詳細を見ていこう。
漂白噛みが可能なシチュエーション
①占いが2名(以上)COし、内訳が真と狂(を含む)
この戦法が最も有効なのは占い師が2人以上COし、そのうち2名が本物と狂人であること。
3名以上COがあり狼や狐が含まれても有効な戦術だが、本筋以外の解説が増えるので今回は省略し、2COのとき限定とする。
②狂人が狼に「占って人間でした」と言っている
狂人は狼が誰かわからないので会議の中で推測して狼に白を出そうとする。狼が狂人の占い師に白を出された上で狂人を噛む事で後述の戦術が効果を発揮する。
漂白噛みの具体例
15人村3狼 占狂1名ずつの村を考える。敢えて役職を伏せるので考察してみて欲しい。
初日夜 本願寺襲撃
2日朝 斉藤(占) 徳川:白 羽柴(占) 織田:白
2日夜 羽柴襲撃
3日朝 斉藤(占) 武田:白
さて、ここまでで占い内訳を考えてみよう。
斉藤が2日朝に白を出した徳川が狼であり、白を出されたことで真占いが羽柴であると気づき
羽柴が2日夜に襲撃された。
真占いの羽柴に白を出された織田は人間。素直に考えればこうなりそうだ。しかし実際は織田が狼で羽柴が狂人なのだ。
「噛まれた占い師は本物」という先入観を利用する
この戦法最大の特徴は狼がわざわざ偽物を噛む筈がないという先入観にある。
先ほどの村で真占いが噛まれたと思っていては織田を最後まで人間扱いする絶望村となる。
生き残ってしまった真占いの斉藤はどんな発言をしても偽に映ってしまい、早々に吊られるかPP防止で吊られるかーーーいずれにせよ真占扱いはほぼされない。
この記事を読んだあなたは大丈夫!
しかしこの記事を読んだあなたはもう惑わされることは無い。殊勝なあなたは占い真狂の場合、狂を噛む事で真占いを狂扱いし狂結果の信用度を大きく上げる戦法を知った。
狼になったらこれを利用して暴れまわるもよし、村ならこの可能性を提示して混乱を避けるもよし。知らなかった貴方は存分に利用してもらいたい。
ご存知だった方は「知っとるわ」で流しといてください()