「出方からしてこっちが偽目」
COした占い師について本物か偽者か、偽者の場合その占い師の役職は何かなど占いの内訳や本物が誰かを推理していくことを占い真贋をつけるという。
占い師はこのゲーム最強の役職のひとつだけに占い真贋は勝敗を分ける大きな要素になっている。今回は占い師の真贋の議論をどうゲームに生かしていくかを考える。
占い真贋言及の3パターン
理由+真贋
「Bさんは、結果をためたので準備していたように見えた」
理由を付随させて、真贋を言及する。最も頻出する発言だけに色々な考察が可能。
詳しくは後述。
真贋のみ
「Bさん偽だと思いますが、正直フィーリングです。」
理由は特になく、なんとなくで真贋を言及する。一見黒く見えるが、実際は…(詳しくは後述)。
なし
占いについての議論をしないパターン。先に結論を言うと、占いに一切触れない動きは狼らしい動き、いわゆる黒要素になりやすい。
初心者は間違っていてもいいので、占いの真贋については初日に何かしら述べることをお勧めする。
占い真贋を言及するメリット
相対的に人間らしく映る
占いの真贋に言及したということは占いのどちらかに肩入れしたことになる。
たとえばA・B2人が占いCOしていて、あなたが「Aは本物らしい」と発言した場合、Aにとってはあなたに擦り寄られた形になり、Bにとってはあなたに偽扱いされた形になる。
A・Bどちらが本物にせよあなたはとても占いたい対象になることになる。自ら占われやすい立場に身を置いた(占い位置に入った)という意味で占うと黒が出てしまい吊られる狼や、
溶かされると困る狐ではなさそうである。総合すると白目であるという推理ができる。
占いが襲撃された時、貴重な情報になる
真贋を言及することは白く映る以外にもほかのプレイヤーにとって大きなメリットがある。
先程と同じ例で考えてみよう。あなたは理由つきで「Aさんが真ぽい」と発言した。その夜あなたが真と思っているAが襲撃された。すると翌朝、あなたはとても白く見られる。
一見わかりにくいが、白くなる明確な理由がある。護衛誘導先と襲撃先が一致しているからである。
あなたが狼ならば、本物と思っている占い師Aは一刻も早く襲撃したいはずである。しかし昨日「Aは本物らしい」と発言したことでAには騎士の護衛がつきやすくなっている。
つまりあなたが狼であるならばAに護衛を誘導をしながらAを噛むという狼であれば矛盾した行動をとっている。
もちろんこの逆もありえる。「Aは真ぽい」と言って、Bが食べられた場合はあなたは偽目を真ぽいと発言することで護衛誘導し、襲撃先の護衛を薄くした狼候補として疑われる。
占い師の真贋発言は一種の護衛誘導であり、その日の襲撃先と一致しているかで白黒要素になるーーー極めて人狼ゲームらしい考え方と言えますね。