麻雀スリアロチャンネルというチャンネルがある。麻雀プロを中心に麻雀以外にも様々な勝負を行っているが、通常の人狼やワンナイト人狼の放送も多くある。
「片山まさゆきのゲームの達人」という番組での一幕---ワンナイト人狼での試合中の出来事。
動画リンク:片山まさゆきのゲームの達人 第14回(該当部分より再生)
今回はこの1戦について解説する(敬称略)。
※以下ネタバレを含むので動画視聴後お読みください
ゲーム展開
夜
・白田(狼) 味方狼がいないことを確認
・武中兄(占) 余り2枚を占い「人狼と怪盗」と知る
・白田(狼) 味方狼がいないことを確認
・武中兄(占) 余り2枚を占い「人狼と怪盗」と知る
昼
・片山(村) 素村CO
・武中兄(占) 役職CO
・白田(狼) 役職CO
・武中兄(占) 占いCO
・白田(狼) 素村スライド
・武中兄(占)「余りの2枚は人狼と市民だった」と結果騙り
・片山(村) 素村CO
・武中兄(占) 役職CO
・白田(狼) 役職CO
・武中兄(占) 占いCO
・白田(狼) 素村スライド
・武中兄(占)「余りの2枚は人狼と市民だった」と結果騙り
ここまでの流れで白田(狼)は騙られた占い結果を元に「片山か武中弟のどちらかが怪盗で自分と交換した」と確信する。
・白田(狼) 人狼CO
人狼COして仲間がいないことを主張するが、直後に武中兄の結果修正が炸裂する。
・武中兄(占) 余りの2枚は「人狼と怪盗だった」と訂正
・投票先 白田(狼)3票 村勝利!
・投票先 白田(狼)3票 村勝利!
今回の村における結果騙りの有効性
混乱を生みにくい結果騙り
武中兄は余り2枚を見て村の内訳が判っている。6枚のカードは 村人2 狼2 占1 怪盗1。余り2枚が人狼と怪盗だったということは「村に怪盗はいない」「村にいる狼は1匹だけ」という2つの事実を元に戦うことができる。
村人である武中弟と片山に生じる混乱が少ないのがポイント。怪盗がいない事実を知っているのが1人だけだからだ。
狼がとれる選択肢
「怪盗CO、占いと交換した」と騙れば占い結果修正で破綻。
狼がとれるのは「潜伏」「狼CO」「占い対抗CO」の3択。今回は真占が先に出てきて被せるタイミングを逸したので、残る選択肢は潜伏か狼COになる。
・怪盗が出て来ない=村に怪盗がいない
・怪盗が出て来ない=自分と交換されている
白田はこの2つを予測して動くしかない。確定情報が少ない中で綺麗に決まった騙りであった。
管理人GEN
武中お兄さんは通常人狼(スリアロ村)でも素晴らしいプレイヤーです。知らなかった方は是非一度チェックしてみてください。