何かしらの役職がいなくなる役欠けルールでは欠けなしルールに比べて考えることが増える。
占い1COかつ、初日CO以外認めない形式(フルオープン・FO)をとっても占い師が100%本物とは確定できない。真占い師が欠けていて、人外が占いを乗っ取るケースが追えるからである。
ただ乗っ取りが成功していたとしても、人外にとっては相応のリスクを背負うことが多い。
今回は初日フルオープン陣形による占い単独COのパターン別の展開を整理してみる。
役欠けありでの単独COは安心できない
・2-0,2-1、2-2、2-3
・3-0,3-1、3-2、3-3
・4-0、4-1、4-2,(4-3)
参加人数にもよるが、概ね陣形はこんな感じ。
ざっくり言うと上ほど役欠けの可能性が高く、下に行くほど役欠けの可能性が低い。人外が占いを潰しに行く姿勢が上に行くほど低く、下に行くほど高く見られるからである。
連続ガード可能な村であれば、単独COした占いはほぼ全日ガードされると思って問題ない。これにより死体無しが出た際の情報が普段より増える。
占い1COの内訳を全パターン追ってみる
占いの1COの内訳によってゲーム展開は180度変わる。欠けありルール特有の疑惑があらゆる角度から発生する点が興味深い。
占い師(真占)
村としては理想的であり人外絶望村となる。本人以外の目線では真以外のパターンもいろいろ追える。
占い真決め打ちはすぐには行われないものの、よほど怪しまれる動きをしない限りは提出された適確な白・黒情報を元に、黒は吊り、白と言われれば残す。
銃殺が出れば占い乗っ取り説も主張できなくなり、更なる人外絶望村となる。
狼陣営は狩人候補が消えたと判断した時点で占いをチャレンジ襲撃しに行くのが一応の勝ち筋。
人外サイド数少ない光明は占い欠けを追う考察が発生すること。真占いの単独COを許すなど、人外側の動きとして不自然であり霊媒の枚数が多くなるほど、霊・狂はかけていない確率が上がるといった要素から占い真きめ打ちは簡単にはできなくなる。
狂人
実際と反転した結果を提出できるまでは狼目線では真・狂・狐すべてを追えることになる。
狂人の心理として黒をなるべく早く出したくなる。白を適当に出しても高確率で人間に白と言う形になり、この情報を信じてゲームが進むと真占単独COと同じで正しい情報で狼を追い詰める展開になるからである。
人狼
狼が乗っ取った場合は、処刑されない限り占いCOが死ぬことはほぼなくなる。
狩人は占いを鉄板護衛していることがほとんどの為、グレーを噛んで死体なしが出れば狼目線そこは狐とわかる。そこに黒を打てば確実に狐を処理することが可能。
ただし狐がCOして、占い乗っ取りを主張することがあるので、100%アンパイな戦術ではない。また狼が3匹以上配置される村の場合、狼がわざと2匹占いCOして2人がかりで占いを乗っ取るケースがある。
2COであれば占い欠けの確率が低く見え、片方が吊られて霊媒結果で黒が出ても、残った狼の占い信憑性が大幅に増す効果がある。
狐
狐の勝率が大幅に上がる形。占い襲撃で100%死体無しが起こるが、GJか狐嚙みかは全陣営に予測不可能。狩人目線でもグレーの狐嚙みと解釈されるのがほとんど。
唯一にして最大のリスクは、占いの偽決め打ちや、乗っ取りをケアする意味で処刑されてしまうこと。真占や狼と異なり、狐は狐が消えると負けになる為、他のパターン以上に真アピが重要になる。
背徳者
真占いとして扱われれば狐にとってこれ以上ない展開。背徳者の詳細は以下の記事も参考に。
狐に白を出し、その後も白を連発するだけでグレーをひたすら減らしていくゲームになるので
ご主人様に縄を届かせずにゲームが終わる---つまり狐陣営の勝ち確。
あからさまに偽を追われ、結果偽と決め打たれても完全なグレラン大会になるのでそれなりの勝率となる。唯一のリスクはグレーの狐が嚙まれた場合、占い鉄板護衛であることからGJではなく狐嚙みであることを狼陣営に気づかれてしまう点。単独占いCOの白先は襲撃対象に選ばれやすいので、これをケアする為に早急に特攻してしまうのも手。
役欠けがいかに推理に影響を与えるかの典型です。欠けなしルールであっても、初日役職全潜伏を村が選んだ場合、その翌日はこの記事と類似した考察が可能です。