人狼にはチーム戦であるが故の陣形がある。とはいっても敵と味方が混ざった陣形だ。1-0 2-1 2-1-1などといったりするアレである。
これらの数字の意味、そして何故こういったくくりが必要なのか。今回は陣形の基本的な考察を見ていこう。
陣形とは
陣形とは役職COの数や有無をパターン化する考え方。陣形によって両チームに有利不利がある。1-1や3-1などの呼び方が一般的。
左から
を示している。
占い師が2名、霊媒師が1名、素村が1名名乗り出たら2-1-1となる。
3つ目は一部の国でしか使われずほどんどは占い・霊媒の数を一言で表現できる言葉として用いる。
このように区分けしておくことでそれぞれの陣形に応じて以下のような戦況整理が容易になる。
陣形別概説
1-0
潜伏するメリットがなければ占いはほぼ真扱い。騎士は占いを守っておきさえすれば良い。真占いが進行&白伏せできる陣形なので、村が大きく有利。
1-1
対抗が出ていないので、占・霊どちらもほぼ真扱いできる。真霊まで出てくると騎士が護衛しきれなくなるので真霊が噛まれることを嫌がって1-0をキープすることもある。
騎士はこの陣形であっても占い師護衛で良い。霊よりも占の方が村には重要な役職だからだ。
1-0と同じく真占いが進行&白伏せが可能。1-0、1-1は対抗が出ないことから平和村と呼ばれることも。
2-1
占いが2名出ると占い内訳として真狂、真狼、狂狼の3パターンが考えられる。狂がいない村なら、占いは真狼確定となるので、狼が少ない村なら占いローラーも無難な一手。
占って黒(人狼判定)が出たところを吊るのが一般的な手順。霊能結果と合致すれば身内切りや狂誤爆を除いて黒を出した占い師が真となる。なお霊は真確定として、進行を任される。
3-1
占いが3名出ると占い内訳はさらに複雑になる。真狂狼、真狼狼、狂狼狼、狼狼狼 の順に頻出とされる(体感です)。
初日から占いを吊っていくと、真占い師の占い結果が一切得られないので、2日目朝から占いローラーすることで3日かけて人外を2匹吊るのが鉄板。
なお、占いローラーの途中で霊結果で黒が出たら残りは縄の無駄と考えてローラーを止める戦法もある(黒ストップ)。これは内訳が真狂狼の場合は有効だが、狼が2匹以上占いにいた場合はリスクが高い。2-1と同じく霊が進行を務める。
4-1
占いローラーするだけでも狂狼狼か狼狼狼と3人外も吊れるので真占いを確定できなくても
村有利な陣形。
狼が騙るタイミングをお互いに間違えてしまいうっかりこの陣形を作ってしまう場合が多い。
ここから占いCOの中から村スライドが出た場合はそこを含めて全ロラしていく。
4-2
15人村(3狼)であれば村の勝利が確定する陣形。役職の中に全人外が露出しているので6人の役職COを全てローラーすれば村の勝ち確となる。
2-2
3狼以上なら狼有利の陣形。村は両役職を真確できないため大概は役職外での殴りあいになりやすい。真役職が潜伏パターンを除くと
真狂-真狼
真狼-真狂
の3つ。村はCOのタイミングや挙動でこれらを判断するしかない。
4日かけて役職を全ロラしても2人外しか吊れないため、何らかの形で役職を飼いつつ(残しつつ)戦わねばならない。
陣形は他にもあるが、今回はオンラインXでの最大人数(15人村・3狼・1狂)を踏まえて執筆した。
今回は人間チームの立ち回りに終始したので、以下に狼チームの陣形構築のポイントを示しておく。
・CO数が多過ぎるとローラーによる被害が大きくなるので程々に
村の規模にも寄りますがGENは2-1、2-2が人狼ゲームしてる感があって好きです。2-1、2-2、3-1は頻出なので内訳予想をぱっと言えるようにしておくだけでもプレイが安定します。
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