ある程度の規模の村では占いCOは3枚(3人)出ることが多い。
このときCOタイミング、結果などから内訳・真贋に関する様々な考察が可能。配役が変わっても3COの基本的考え方は同じなので実践で経験する前にある程度整理しておこう。
3COの際の内訳考察
一般的に3COは真狂狼の可能性が最も追いやすい。次に真狼狼、狂狼狼の順で追うと良いだろう。狂狼狼は真占いが含まれていない内訳なので、占い欠けありの村で考えることが多い。
(※真:本物の占い師 狂:狂人)
狐が占いに出ることは結構な割合であるものの、3COでは最終日まで生き残れることは難しい。よって以降の解説では狐含みケースは除外する。
なお1CO・2COの際は狐が含まれる可能性が上がる。
占い結果からの考察
対抗を占って白
ABC3人が初日占いに出てきた場合を考える。
A:B○
B:a○
C:b○
この結果の場合、まず注目すべきはAである。B・Cが役職外のグレーを占っている中、Aは対抗を占っている。この段階でA視点の占い内訳はほぼ確定している。
A目線では占い対抗のBとCが人外確定であることに加えBを占った結果白なのでBの狂人が確定し、残ったCが狼となる。
Bが狂人らしい動きか、Cが人狼らしい動きをしているかでAの真贋をつける情報を逆算的に集めることが可能。
初手からCを処刑するか否かは村の規模や戦況による。
占い3COで初日から対抗を占う結果が提出されたときはこれだけの情報が最低出ることは頭に入れておこう。
対抗を占って黒&対抗を占って白
同様のCO数で先ほどと違う展開の例を考える。
A:B●
B:A○
C:b○
A目線ではBが人狼確定、Cは狂人か人狼B目線ではAが狂人確定、Cが人狼確定
C目線ではA・Bが人外ということだけ確定となる。
注目すべきは対抗を占いあっているAとBである。結果の提出順がA→Bであった場合は、
Aが人狼、Bが狂人の可能性が非常に高い。
狂人Bはご主人様が自身に黒を打ったのを見てから対抗COし、ご主人様に白を打つことで狂人アピールした形が見やすい。
もちろん他のケースも十分に考えられるが、狂人のポピュラーな動きにがっちりはまった初日展開といえる。
よって芋ずる式でC真、A狼まで見ることができるので、結果だけの考察であればAから処刑してくのが無難だが、実践は昼議論の中での情報も加味して総合判断することになる。
COタイミングからの考察
ABC全員ほぼ同時CO
占い騙りに人狼を2枚割く場合は事前にそれなりの打ち合わせが必要。オンラインではチャットを使えるのでまだなんとかなるが、対面人狼のように狼の作戦会議がし難い仕様の場合は
意図せずバッティングして2匹騙って来たケース、つまり真狼狼or狂狼狼の可能性を相対的に追いやすくなる。
AとBがほぼ同時、Cはその後遅れてCO
同時に出たABはすべての内訳を追いやすいが、Cだけが遅れて出ていることで別の考察が可能。
Cが狂人の場合2COの段階で占いはほぼ真狼と気づいている。これはご主人様から占い真狼にして信用勝負or確定噛みしたいというパスとみなすと、心理的に3CO目はしにくいと考えられる。よってCは真狼、自動的にABは真狂が追いやすい。
Aが単独CO、遅れてB・CがCO
真占いのAを人外がつぶしに来た、Aを真と見た狂人Bが遅れてCOしてご主人様Cとかぶった、などのパターンが追える。
総合的にAに真狼、BCに狂狼or真狼という内訳が追いやすくなる。
3CO時の占い師へ投票する意味
3COの場合占いに縄を使う場面がほぼ確実に来る。
3人とも残っている時占い師を処刑していく流れは、ただ処刑する以外にも多角的な意味を持つ。
ローラー目的
3日かけて全員処刑してしまおうという考え方。最もポピュラーであり、浸透率も高い。
真が含まれていれば2人外、全偽であれば3人外と効率よく人外を倒せる以外にもメリットが多い。
黒ストップ狙い
初日に3COのうち、黒(狼)を吊ることができたら翌日以降の占い処刑をストップする戦術を黒ストップという。
黒を吊れたかどうかを確認するには霊結果が不可欠なので、この戦術を使うには原則3-1陣形のときに限られる。
占い内訳が真狂狼or真狼狼のときであれば1狼がいなくなると残りは真狂or真狼となる。
つまり2日目以降、1狼吊れた状態で2-1陣形という村に非常な有利を作ることができるわけだ(無論、初日夜に占いが襲撃されることもある)。
人外狙い
占いの本物らしさ(真要素)を昼議論中から収集し、最も本物らしくない人に投票する形をとる。黒ストップと異なるのは、翌日霊媒結果で白が出てもそこは狂人として扱い話を進めていくという点。
当然狂ではなく真占を処刑してしまったケースもあるため、ロラストップはせず完遂の流れになることがほとんど。
黒ストップ狙いか人外狙いかは非常に需要な議論。本物か狼目の強いところ(真狼目)に投票していれば黒ストップ派、狂人目の強い(人外目)ところに投票すれば人外狙い派と扱うことができる。
言い換えると、これらとずれた投票は発言と投票が矛盾する。たとえば前日黒ストップ狙いと主張したにもかかわらず狂人要素の多い位置に投票した人は怪しく映る。
黒ストップ狙いなのか人外狙いなのかは個々のスタイル・展開に寄りますが、個人的には黒ストップ狙いのが好きです。