元人狼廃人が語る映画「人狼ゲーム マッドランド」感想・レビュー

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映画「人狼ゲーム マッドランド」---狂人が大量に配置された村を想定した映画である。

GENは視聴前「初日狼COからの残り全員で狂人アピがはじまる」という予想を立てていた。

映画「人狼ゲーム マッドランド」の配役を真面目に考察してみた
映画の展開はさておき、まじめに考えます

このたび視聴を終えたのでこの映画の感想と、これから視聴する方向けに概要や見所を語っていく。

ちなみに今観るならU-NEXTへの加入をおススメする。

無料トライアル期間があり、人狼ゲーム関連の映画はほぼそろった動画配信サービスとなっている。

(以下、ネタバレを含みますのでご注意ください)

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「人狼ゲーム マッドランド」概要

基本は主人公視点


気がつくと多くの若者が倒れた閉鎖空間にいた主人公。

脱出できない状況下で強制的に人狼ゲームが行われる。

視聴者には主人公とその周囲の役職のみが公開されストーリーが進行する。

視聴者は主人公視点でゲームと物語を楽しむことができる。

処刑や襲撃にあうと実際に死亡する


通常の人狼ゲームと異なり、処刑や襲撃によってプレイヤーは本当に死んでしまう

これにより

「今日は私を処刑してください」
「この人を処刑しましょう」

といったフレーズを軽々に言えない環境となっている。

勝ったとしてもゲームから除外されていては命が戻ってくる保障はない(厳密には生き残っても保障はないのだが)ので、ゲームの勝利よりも生き残ることを優先する者が現れる。

夜時間の処理も独特


夜時間は各々個室で待機しているが、人狼は村陣営の部屋へ毎日足を運び実際に殺害する。

狩人が護衛した部屋のドアは開かない設定となっている。

残虐描写・暴言が多い


この作品に限らず人狼ゲームを題材にした映画作品は生々しい表現が多い。

逃げられない環境下に耐えられず、発狂した参加者が罵詈雑言を言い合う。

少なくともさわやかな映画ではないのでそういったものは求めずに視聴されたし。

個人的にはひとつくらいポップ・さわやかな設定の作品があっても良い気がするが、やはり人狼ゲームを題材にするとなるとなかなか難しいものなのだろうか。

映画「人狼ゲーム マッドランド」感想

役者陣の鬼気迫る演技


GENは演技に関しては素人であるが、個々の熱のこもった演技には感嘆させられた。

閉鎖空間での緊張感を描いた物語は数あれど、緊迫感を強く強く感じられる役者たちの怪演は必見。

ゲームを認知していない層への満足度は高め


配役はいわゆる「ご主人様ついていきます村」で典型的な特殊村である。

人狼ゲームで知っておきたい細かいルールと良くある配役【GM初心者向け】
どの陣営もそれなりに勝てるバランスのとり方を考えます

フジテレビの人狼や、アルティメット人狼しか見たことがない・知らないーーといったライト層にとっては新鮮な展開や考察が多くとても楽しめる内容。

人狼ゲームとしては超展開


詳細は伏せるが、こういう展開にしないとそもそも村勝ちにくいよなぁというCOタイミングや展開が多い。

普段しているような人狼ゲームと同じに捉えるとストレスが溜まると思われる。

あくまで人狼を軸にしたサスペンス映画と割り切って視聴することをおススメする。

映画の設定を生かした作戦や考察


人狼陣営はいかに夜殺害の証拠を残すかが肝となっている。

狼になりきった佐藤彩乃(占)に狼になりきれるよう、殺害の証拠を敢えて作るシーンもあったりする。

終盤では最終日を見越してSG位置を作る為に村陣営2人で工作を行う。

具体的には夜に人間を殺した物的証拠を捏造するというもの。

「最終日までの進行を考える」という元来の人狼ゲームらしさに加え、最終日のSGの作り方はいわゆるメタという展開がとても面白い。

人狼ゲームにおけるメタとは何か?メタは悪いことなのか?
「メタ」と聞くと古畑任三郎が最初に思い浮かびます。

意外性ある主人公の扱い


最終的に主人公は村陣営を庇う形で死んでしまい、相方位置が単独で生存し村勝利というなかなか新鮮な内容。

なんやかんやで主人公は生き残ると思いながら観ていたので興味深かった。

映画「人狼ゲーム マッドランド」 登場人物・役職紹介

小池萌(SUPER☆GiRLS 浅川梨奈)

主人公。与えられた役職は狩人。作中では「用心棒」と表現されている。

狂人村という特性を理解して、表立った狩人COはせず、狂人として立ち回ることになる。

GJを出し、舞台を生かした作戦提案など素晴らしい活躍を見せるが・・・

佐藤彩乃(松永有紗)

役職は占い師(作中では「預言者」)。初日に人狼COすることで処刑を逃れようと画策する。

途中から小池(狩)と内通することで村勝利を手繰り寄せようとガンバる。

主人公が唯一最後まで信じた良きパートナー。

中川未来(飯田祐真)

与えられた役は人狼。初日にはCOせず潜伏を試みて、3日目でCOするという離れ業を見せる。

グレランで処刑されるリスクも併せ持っているはずだが、なんとか乗り切ったようだ。

潜伏した理由は「人狼ゲームは知っていたが、特殊村のルールはよくわかんなかった」とのこと。

後半は佐藤(占)とともに人狼の決めうち合戦を演じる。

庄司蒼空(佐奈宏紀)

狂人でありながら、人狼COして独裁政権を作ろうと試みる。

ちなみに通常の人狼であればこの配役での狂人の人狼COはメリットがない。

今回は「処刑=死亡」という映画の特性上仕方なく出たプレイと言える。

個人的にはこの映画を最も盛り上げた存在である。

男性陣にはパワハラを超越した態度で接するが女性には暴言程度で済ませるという紳士的(?)ポリシーも併せ持つ。

周太樹(門下秀太郎)

狂人をひく。ゲーム放棄。

宇佐美慧(栗原吾郎)

狂人をひく。最終日まで生存。

根岸すず(長谷川ニイナ)

狂人をひく。初日に処刑されてしまう。

加納蓮(眞嶋秀斗)

狂人をひく。3日目に処刑される。

三上優花(木下愛華)

狂人をひく。最終日まで生存。

杉本陽翔(坂田将吾)

狂人をひく。2日目に処刑されてしまう。

管理人GEN
管理人GEN

若い学生の皆さんでこんなひどいゲームをさせられて…と少々気の毒な気持ちが芽生えてしまいました。そんなゲームを推奨している当ブログでございました(ちゃんちゃん

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