狩人(騎士・ボディーガード))COのタイミングは長年議論されている。特に「吊られそうになったときにCOするか(狩人回避)」それとも「黙って吊られるか(狩人貫通)」の議論は未だ発生しており、人気アプリ「人狼ジャッジメント(人狼J)」内でも意見は割れているよう。
今回はこの2つの戦術の特徴と有効なパターンをGENなりに述べていく。
狩人回避のメリット
グレーが減る
基本狩人はグレーに潜伏しているので、名乗り出るとグレーの幅が1つ狭まり占い候補・処刑候補の減少、つまり狼候補を減らす効果が得られる。信用度が高ければ白確定がひとつ増えるに近い効果も付加される。
縄を節約できる
処刑されそうなタイミングでCOし「狩人です、吊らないでください」と宣言することで処刑回数を1回節約できる。
真狩だけが露出した場合は別の位置が処刑されることが多く、実質2回分の縄が節約される。
対抗が出ても諸々の戦術がとれる
貴方が真狩人として狩人COして、その後追加で狩人COが出てきたとしよう。狩人COが2人いるので最低片方は偽者である。
狩人ローラーをかけても良いし、占い師が生き残っていればクロス護衛(その狩人目線で本物の占い師を護衛すること)も検討できる。
乗っ取りリスクがなくなる
真狩が名乗り出ずにいなくなると、思わぬところで狼陣営が狩人を騙った時に対抗が出ず偽狩人を真として扱われるリスクがある。狩人回避する限りこのリスクは極限まで抑えられる。
狩人貫通のメリット
狩人の亡霊効果が継続される
狩人が生きているかもしれない状態を継続することで狼の襲撃先をある程度制限させることを狩人の亡霊という。狼目線は白確定や役職者を襲撃して村に損害を与えたいのだが、これらは護衛されやすい位置(鉄板護衛位置)なので狩人生存確率の高い序盤は心理的に襲撃しにくくなる。
狩人回避を行うと狩人が露出し、近日中に狩人は襲撃によりゲームからいなくなる。これにより狩人がいなくなったことが狼視点でわかり、どこでも食べ放題となる。
貫通を選択する限りはこの抑止力が継続されることになる。
亡霊以外はメリットなし?
貫通のメリットは正直これくらいである。あえて言うなら後述するあまりにも真をとれる自信が無い狩人にとっては貫通の道も一応ありと言う程度。
狩人回避が有効なパターン
黒を打たれたとき
偽者の占い師から黒(人狼判定)を出された場合は狩人COのチャンスだ。偽占い師を告発できる+貴方目線の真占を鉄板護衛できる。
また黒を打たれた貴方は襲撃候補になりにくくなる。貴方が襲撃された瞬間黒を出した占い師が破綻するからだ。勿論破綻覚悟で襲撃することも多いがいずれのルートにせよ最低でも痛み分けに近い結果が得られる。
ゲーム終盤
このゲームは終盤ほど人数が減る性質があり、グレーも例外ではない。グレーの位置から狩人COがあると、狼目線で厳しなるのはグレーの少ないゲーム終盤である。
またゲーム終盤ほど狼の襲撃回数が少なくなる。これは言い換えるとGJを出せるチャンスが残り少ないことを意味する。この点でも終盤での狩人COは有効と言える。
「終盤」と書いたが、序盤であってもグレー減少&縄節約の意味合いでCOするのは良手。あくまで終盤ほど有効性が増すと言う意味合いであり、序盤であっても吊り指定されたら原則COすべきである。
狩人貫通が有効なパターン
役職が何かしら真確定している
占い師をはじめとする色結果を提出する強力な役職が本物確定している場合は彼らの生存確率をあげることも狩人の仕事のひとつ。
亡霊効果を継続させる為に貫通の道を選ぶことは一定の評価が得られる。
ただし狩人回避でも最低1日は役職者生存が確定するので複数日役職結果が提出されないと村勝ちが厳しいような状況でなければメリットは少ない。
真をとれる自信がないとき
白確や役職者のような鉄板護衛先が食べられる(抜かれる)展開が続くと、村から狩人はいないのでは?という疑念が生じてくる。
まともな護衛先を選んだ結果こうなった場合はともかく、変態護衛を連発した結果GJを出せなかった場合はCOしても人外目で扱われる可能性がきわめて高い。対抗COを募るまでも無く処刑され、後日人外に真狩をのっとられる未来が見えてしまう。
---以上、狩人護衛と貫通に特化してまとめてみた。総合的なCOタイミングについてはこちらの記事も参照して欲しい。
https://jinnrouwikippoiblog.com/sennjutu/kisicotaiminngu/
狩人COタイミングは長年議論されているテーマですが、いまだ意見が割れる分野です。現状GENは原則「吊り回避CO(狩人回避)」が相対的に村利が高い認識です。