狂信者は狂人の強化版とされる役職。
狂人を含む配役のときに少し人外が強すぎると感じたら狂人を狂信者に置き換えるとバランスがとりやすくなる。
今回は狂信者をひいたときどう動くべきか、狂信を含む村での立ち回りを考えよう。
狂信者の概要・基礎
基本仕様は狂人
狼陣営でありながらゲーム中は人間扱いという仕様は狂人のそれと同様。
占い結果、霊媒結果共に人間と判定され、襲撃によって死亡するリスクもある点も同じ。
狼が誰か事前に判る
狂信はご主人様の位置を最初から知った状態でスタートできる。
通常の狂人は狼が誰かわからない状態で始まるので、狂人を狂信に置換することで狼陣営は大きく有利になる。
狼側からは狂信の位置についてゲーム前に知ることは出来ない。
狂信あり村あるある
霊媒が真確しやすくなる
通常の狂人と比較すると、狂信は霊媒よりも占いを騙った方が狼を援護できることが多い。霊媒を騙る人外が1枚減りやすいことから欠けなしルールでは霊媒が本物確定しやすくなる。
占い結果で黒が出やすくなる
誤爆の心配が無いため、狂信は占い騙りでどんどん黒を打っていくことが可能。狂人のようにゲーム後半は黒が打ちにくい心配も無い。
破綻覚悟で荒らすのも良いが、狼が決めうち路線を求めるようなら最後まで真アピに務めるのも良い。
占い結果の白が信用されにくくなる
狂信が占いを騙った場合は意図的にご主人様に白を出すことができる。
よって村陣営はいつも以上に片白の信用度を下げて戦わなければならなくなり、いわゆる囲いの疑いが強くなりがちになる。
トリッキーだが、遭えての逆囲いも一応可能。真を切られた時はねらい目。
潜伏狂がより効果的になる
狂信は狼に絶対に投票しないグレーとして振る舞うことができる。グレーの人狼からすれば心強い存在となる。
通常の潜伏狂人は狼の位置を予想しつつ戦うことになるため難易度が高いとされる。
しかし狂信であれば投票行動はもちろん、グレーの発言から位置が捕捉できている狼をかばうことができる。
ただし潜伏する以上役職真確や自身の襲撃リスクを併せ持つ。
投票情報がより重要になる
くどいようだが狂信者は狼の位置がわかっている。そして狼は狂信者の位置がわかっていない。
この仕様により狂信者はご主人様(人狼)に投票が極めて困難な立場となる。
一例をあげよう。
初日占い3COで内訳が 真 狂信 人狼 だったとする。
A a○
B b○
C c○abcは3人とも人間である。Cは狼、A・Bが真と狂信の組み合わせとする。
人狼目線で考えるとこの段階では真占と狂信の区別はつかない。abいずれにも囲いが発生していないからだ。
この日はグレランとなり、各々が怪しいと思う位置に投票する形となった。
A→人間に投票
B→人狼に投票
C→人間に投票
占い師3人の投票結果がこうなった場合、狼目線では非常に視界が晴れる。
人狼がわかっている狂信であれば人狼に投票する可能性は低い。よって人狼目線ではAが狂信、Bが真である可能性が極めて高くなる。
もちろんこれを逆手にとって狂信者があえて人狼に投票するというプレイもあるのだが、相当トリッキーであることは付け加えておく。
狂信露呈後はPP回避で吊られやすい
村側でPP回避出来ないので、狂信であることが透けるとほぼケアで処刑されることがほとんど。
狂人の強化版と言うとシンプルに狼が強くなりそうですが、狂信が入っていることそのものが推理材料なので立ち回りによっては村が有利になります。強力なだけに重要ポジと言えるでしょう。