喋っていない人を処刑する寡黙吊り、ステケアという戦術がある。
わざと吊り位置に入って襲撃されにくい立場を保とうとする一部役職の場合もあるが、多くの場合はシステム的に問題なので処理する場合か人間だとしても情報が増えない、黙っている人外はぼろが出にくいという理由から積極的に行われる。
発言稼ぎとは寡黙吊りを回避するため発言を伸ばすこと。この表現を使う場合は人外候補にしたい人に対して用いることが多く、白いと感じた人に使うことは少ない。
ex)△「発言稼ぎしていたので、白いと思います」
○「発言稼ぎしていたので、黒いと思います」
今回は発言稼ぎをネガティブな表現に限定して、発言稼ぎ扱いされやすい立ち廻りを見ていこう。
発言稼ぎの具体例
以下は初日2-1で、完全グレー達の発言を作ってみた。所々に発言稼ぎ扱いされる要素があるので、拾ってみて欲しい。
E「2-1ですね~、霊媒進行でよろしくお願いします」
C「占いCO2名は先に出た方が真目です。後から出たのは、役職結果を調節できる立場に立ちたかった人外かと思いました。」
A「Cさん白目です。理由は開幕占いCOにつっかかったからです」
(1分後)
B「占いCOを殴ったCさんは占い対象にあがりやすい位置に自らあがっているので今日は最も白いと思いました。」
(1分後)
D「私もCさんは占いへの触れ方から白いと思います、A・Bさんと理由は同じです。」
状況整理、戦況整理
EのようにCOまとめ、現状の役職結果を確認しただけでそれ以降の発言が伸びない人は典型的な発言稼ぎとされる。
チャットでよくあるのは「2-1」「3-1」「霊進行よろ」など。とはいえここまでのEの発言ではそう見えるだけであり、後半に建設的意見を連発すればそうそうグレーで吊られることはない。
前半出た発言の言いかえ表現
Cに触れた順番を加味するとD>B>Cの順に怪しく映る。Cが白いというAの意見と理由がB・Dは同じだからである。理由が同じなのはAもBもDもそうなのだが、最初に言ったのがAであるという点が非常に大きい。
基本的にAは発言の真意がわかっていること前提での発言なのでBのように補足説明的な発言は言いかえ表現の範疇を出ない。
Bがこの場合すべきはCが白い理由をさらにつけ加えるか、「Aさんに同意です」だけにしてまったく別の話題にすることである。
Dは次に述べる同意・便乗と呼ばれる発言稼ぎの一種。
同意や便乗はマイナスか
勘違いされやすいが同意・便乗自体は悪いことではない。「同意です」の一言で簡潔にまとめることで、他のプレイヤーの発言機会を増やしているので、長い尺で言いかえ表現を貫くよりも圧倒的に印象は良い。
これだけに終始すると発言稼ぎにとられるリスクは高まるが、適度な同意・便乗は省略の観点で問題なくむしろ推奨。
発言稼ぎと思われないための改善策
開幕で占いの印象を上げ下げしたCや、まっ先に白い位置をあげたAは積極性の高さが伺える。
先ほどのB、D、Eは補足意見や、別の話を語ると若干印象が良くなる。
B「Aさんに同意です。加えて、状況判断に終始したEさん、ここまで寡黙のF~Iさん辺りに指定を入れて欲しく思います」
D「Aさんに同意です、加えて私はこちらの占いを真目で見ています。勢い良くCOされた点と、白先の動き的に囲いもなさそうなのが理由です」
E「進行提案ください。個人的にはグレラン派です。あとは私含め寡黙目グレーがもう少し殴り合って意見落とします」
「内容の無い発言なので吊ります」ってよくある表現ですが、具体的にどう内容がなかったのかはこの記事のようなケースがほとんどのように思います。逆に言えばここに載っていない発言であればすごい白アピになる(かも)!