噛み先占いと同じ意味で使われることもある用語。噛み先占いとは、その夜の占い先と襲撃先が一致する結果のこと。詳細は以下の記事を参照して欲しい。
噛み合わせとは昼の処刑先と夜の襲撃先が一致して夜の犠牲者がでなかった状況のことを指す。昼と夜の処理を一気に行う形式の人狼---代表的には人狼オンラインXで使われる。
今回はXに代表される「噛みあわせ」の意味とメリットを考える。
噛み合わせの意味
村はGJか噛み合わせか判らない
処刑がAさん、襲撃がAさんの場合噛み合わせとなる。
人狼オンラインXの場合、以下のログが表示される。
翌朝 今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
ログだけでは騎士が護衛成功したのか、噛み合わせなのか村目線では判断できなくなる。
進行がいる村なら狼陣営は噛み合わせが容易
一斉投票かつ、票が開示されない形式ではグレランにしたときに狼の組織票が強くなる。そこで村陣営の白を進行役にして議論終盤に誰を吊るかの指定を出し、それに従う。
中盤に仮指定を複数出し、終盤に本指定を出すのが一般的。進行役がいる間、狼は本指定と襲撃先を同じにすれば高い確率で噛みあわせを成功させることができる。
狼陣営のメリット
偶数進行にできる
狼陣営は日中の生存人数が偶数の方が有利とされる。
15人村3狼で13>11>9人とゲームが進み、9人になった日の夜に噛み合わせを行うと、翌日は8人となり、偶数進行にできる。狼が吊られていなければ、8人で3狼の最終日。
噛み合わせを行わずに進めた場合は15>13>11>9>7人となり狼が吊られていなければ、7人3狼の最終日。
噛み合わせで偶数進行にしたことによりグレーの狼候補が村目線1人増えていることがわかる。
騎士(狩人)を騙しやすくなる&真騎士の黒塗り
狼しか噛み合わせしたという事実はわからないため、犠牲者なしの翌日の騎士COは通常より信憑性が上がる。真騎がいなければ強く信頼され、GJ先に仲間狼を選べるとより強い。
また真騎が噛みあわせの日をGJだと勘違いすると真騎のGJ先=白確とは言えなくなる。
Xではかみ合わせで偶数・奇数を調節する戦術が頻繁に行われます。その背景にはかみ合わせ可能なシステムと、投票形式が原因で指定吊りが多くかみ合わせがしやすい文化になっていることがあります。