初日役職を募ると、占い師2名、霊能2名が名乗り出た。こんなときよく提案されるのが
という意見。
そもそもローラーとは何か---人狼をやると必ず遭遇する用語なのでおさえておこう。
ローラーとは?
ローラーとは一定の基準で決められた範囲をすべて処刑すること。
霊媒ローラーと言えば、霊媒師を名乗った者をすべて処刑することを指す。
ローラーは「ロラ」と略されることもある。
ローラーのメリット
狼陣営を確実に処刑できる
名乗った役職が1人しか配られていない場合、2人以上出たらその中に偽が混じっていることになる。
同じ役職COを全員吊れば必ず人外(狼か狂人)を減らすことができる。
真役職も吊ってしまうことになるが必要な犠牲というわけだ。
騎士ロラ以外は騎士保護になる
騎士は特に役職COしていないグレーに潜伏することがほとんど。
よって占い・霊媒ローラーやCOなしのローラーは騎士を吊る心配がないメリットがある。
狼がローラー位置を噛みにくくなる
村がローラーをすると決めた瞬間、狼はそこを噛みにくくなる。
ロラ対象を噛むとロラ用の縄(処刑回数)が1つ減り、村にとってはローラー縄を節約できた形になるからだ。
グレーからのGJが発生しやすくなる
前述の通り狼はローラー位置は噛みにくい状態になる。相対的に役職外のグレーが襲撃対象になりやすくなる。
護衛成功すればグレーから白確定を出すことができる。グレー・素村の白確はロラされやすい役職よりもありがたい情報になる。
議論省略できる
ローラーすると決めたということは真贋の見極めを諦めたことと同義になる。
ローラーされる(された)人の議論は極力省略し、グレーにいる残りの人外探しに時間を使えば昼の議論がより建設的なものになる。
「ローラーは思考停止である」という批判は一定数発生するが、思考停止による議論省略もメリットのひとつなのだ。
ローラーが有効な場面
ざっくり覚えておくと良い3パターンを紹介。
2-2にて初日から霊ローラー
狂人が混じっている可能性も高いが役職の中に1狼はほぼ確実となる。霊の2人をローラーしてその2日間の占い結果で総合判断する。
基本的に霊媒師が2人以上出れば初日からローラーを始めるのが妥当。初日にグレーから吊っても狼の割合が少なく、指定吊りにしなければ尚更狼処刑は難しくなる為だ。
またライン戦という少々トリッキーな戦い方もある。この場合初日霊ロラは行われない。
3-1からの占いローラー
3縄で2人外を吊れるローラー。初日からロラする場合はロラ後のグレラン大会に勝てる見込みがある村かの見極めが重要になる。
3人占い師が出た場合は一般的に真狂狼が出ていることが多い。
ローラー途中の霊結果で黒が出た場合、残りは白なので占いローラーを止め、グレー処刑に移行することもある(黒ストップ)。占い内訳が真狼狼の場合は成立しない点に注意。
騎士COが2人出たとき、2人をローラー
村騙りを除いてもれなく人外を吊る事ができる。
ローラーしたくないときはどうする?
ここまでローラーの良い所ばかり述べてきたが、どうしてもローラーしたくない場合はどうすべきなのだろうか。
この場合ローラー候補だった位置の白黒や本物偽者をどこかの場面で決定するしかない。人外と決めた位置は処刑し、白(真)と思った位置は処刑せず残すという進行をとるーーーこれを決めうちと呼ぶ。
ローラーと決めうちはコインの表裏のような関係に近い。決め打ちしないならローラー、ローラーしなければどこかで決め打ちが発生すると覚えておこう。
ローラーのメリットは人狼でペーパーテストをやったら頻出分野ですね。 「確実に人外が倒せる」以外のメリットを多く提示できる人は人狼ゲームがよくわかっているなぁと個人的には感じます。