吊られたくない、死にたくない・・・ とあからさまに処刑されることを嫌がる人を生存意欲の強い人という。近い意味で「防御感が強い」という言い方もある。
役職COした人に生存意欲があるのは当然だが生存意欲の強いグレーは怪しまれやすく、「村なら黙って吊られろ」と言われることすらある。
何故この考察が成り立つのか、今回は生存意欲関連の考察をいくつか提示してみる。
生存意欲が怪しく見える理由
吊られたくないのは狼も同じ
処刑が嫌なのは村陣営でも狼陣営でも同じなので、生存意欲が強い=人間ぽいという図式にはならない。死にたくない姿勢を見せただけでは人間アピールにはなりにくい。
騎士か狼(か狐)に見える
素村は吊られても相対的に村へのダメージが少ない。グレーの1人が吊りを嫌がった場合は潜伏している真役職---すなわち騎士か単純に頭数が減るのを嫌がる狼(or狐)の可能性が高い。
しかし騎士は黙って吊られることも仕事なので、生存意欲を出すだけでは真はとりにくい。よってグレーの生存意欲は狼予想で吊られやすい。
生存意欲を出す理由
ゲームにもっと参加したいから
非常に自分本位な理由だが、結構多かったりする。
例えば人狼放送の中で特にゲスト出演した人はなるべく長生きして活躍したいという気持ちから総じて生存意欲が高くなる傾向がある。ゲーム性を崩壊しかねないのでこの理由は原則非推奨。
吊られるとペナルティがあるから
処刑された人に何かしらの罰則がある場合、全体的に生存意欲が上がる傾向がある。
アルティメット人狼では処刑された人は不味いジュースを飲まされたり、ピコピコハンマーで殴られたりする。そのほか、遺言ルールで無茶振りする方法もある。
騎士だから
騎士は吊られまいと立ち回るので生存意欲が高くなりがち。前述の理由からあからさまに処刑されることを嫌がると狼には騎士とばれてしまうリスクが高まる。
騎士を引いたら黙って吊られるか、騎士COするなど、村のためを思った混乱の少ない行動をすることをお勧めする。
狼だから
狼が生存意欲を指摘された場合、役職を匂わせるのは常套手段。この行動により狼だから死にたくなかったのではなく、能力があるので死にたくなかったという推理を引き出せる。
投票が集まりそうになったら、基本は騎士COしてそれまでの護衛先やGJ先を発表する。GJ先をかみ合わせを駆使して調節していると強い。
単純に死にたくないから
どの陣営であっても、原則として自陣営が処刑されるのはマイナス。能力のない素村であっても自分が処刑される=1手無駄になることは事実。
自分以外を処刑してもらった方が敵陣営を倒せる確率が上がるので、シンプルながら全うな理屈である。繰り返しになるがこれはどの陣営でも同じ理屈なので村アピになるかは別問題。
生存意欲は悪いことなのか?
生存意欲は経験者村では狼要素になりやすく、村なら基本は非推奨とされている。しかし吊られても問題ない態度を全員が示すとこれはこれで味気ない村になってしまう。
そもそも自身が能力が有無に関わらず村側であるならば、自分を処刑することが1手無駄になることは明白であり、それを嫌がることそのものは至極自然な行動である。よって個人的には程よい生存意欲を出すのが望ましく思う。
最後に---GENが良く使う程よい生存意欲を示す発言を少しばかりご紹介。疑われたときにとりあえず言ってみよう。
「視界晴れる為なら、しゃーないわ」
「うちに投票した人を明日必ず洗ってくれい」
「縄数考えると、うち吊りは勿体無いと思う」
生存意欲は決して悪いことではありません…が、「死にたくない!」だけで信頼は得にくいです。自分が生きていることで今後活躍しようとする姿勢or今までの功績を元に人間アピールしていきましょう。