このテの考察はゲーム中頻出するが、実際のところどのくらいの発言量が妥当なのか。
また、より詳細には発言を伸ばすべき人と伸ばす必要性が薄い人で分ける思考が存在する。
今回は昼議論での総合的な発言量について考えてみよう。
話すべき人と黙るべき人の区分
寡黙NG論と矛盾してへん?
このゲームには寡黙はNGという考え方がある。
これに基づくと全員が話すべきという結論になるが実際に話す分量は各々の立場で異なってくる。つまり全員最低限の分量は話すのだが、その中でも相対的に多く話す立場とそうでない立場が出てくる。
何の為の発言か
昼議論は村を平和にする為にある。昼の発言は村を平和にする為の行動である。
村が勝つ為の最適解として発言という行動をとる。
テンプレやノイズと呼ばれる発言が狼要素にされるのは村の為になっていないととられるからである。そしてチャット人狼以外であれば、1人が発言する=他の人の発言をさえぎることにもなる。今のタイミングの発言が村の為になるかどうか---ここを入り口に考えてみるとわかりやすいだろう。
では発言すべき人と黙っておいた方が良い人でざっくり2つを区分けしてみよう。
発言を伸ばすべき人とは
グレー
最も発言を伸ばさなければならないのは誰からも占われておらずCOもない人、すなわちグレー。冒頭の「寡黙はNG」について補足しておくと、「グレーにいるときに寡黙はNG」という意味合いが強い。
グレーは人間アピールに加え、人外らしい人を理由をつけて提出していくことで村の戦力となる。グレーにいる素村のあなたが全狼位置をばっちり当てたりグレーの中で圧倒的に白置きされていれば狼は結構な確率であなたを噛んでくれるだろう。
グレーはゲーム終了まで処刑候補なので狼としてはあまり噛みで消費したくないのが本音。グレーのあなたに噛みが入ったらイケメン素村である。
グレーに紛れる狼はグレーに人間らしくされるのが一番困る。そしてグレーが人間らしさを出す手っ取り早い方法は話すことである。
黒を打たれた人
占い判定で人狼と言われた人はその日が最後の昼議論になりかねない。死ぬ前になるべく発言の多く落としておくと良い。
黒を打たれた人目線では占い師の内訳がほぼ透けるので真占いと思われる人の結果を軸に考察を提出しておくのが無難。
発言を伸ばす必要のない人とは
白確定
共有者、騎士GJ先、欠け無しで真確した役職など人間陣営と確定している人はゲーム終了まで処刑先にならない。処刑しなくて良い人の発言が伸びても村にはそこまで有難くない。
ただしこれは白くなる為の発言が不要という話で、進行として寡黙のグレーに話をふったり、
その日の進行や戦況を考えておくといった発言伸ばし以外の仕事が意外と多かったりする。
片白
占い師の誰かから白をもらった場合は暫く処刑対象にならない。
片白を処刑するということはその白を出した占い師の真を切る、つまり占い師の偽を決め打ちする進行になる。白を出した占い師が生きていればまずはそこを吊るので、いずれにせよ片白はしばらく昼は生き延びれる。
処刑が確定した人
占い結果が破綻した占い師や、ローラーが決まっている霊媒師などいなくなることが決まった人は原則話す必要はない。処刑が決まった人よりも、これから処刑されるかもしれない人に話をふってあげるのが最後の真アピ(本物アピール)とも言える。
また遺言ルールにより処刑後に発言機会がもらえる場合はより寡黙になって問題ない。
役職CO
白確していない占い、霊媒は処刑先に選ばれない限り自ら発言を伸ばしていく必要性は薄い。
霊媒COは結果をこんこんと発表し、占いCOならグレーにいる狼や狐を探す為グレーが話す時間を優先する。もちろん真アピの手段として時折発言を伸ばすことは有効。特に占い師は占い先・占い理由・対抗の内訳予想などで村の信用を得ようとする姿勢は最低限見せておくと良い。
発言が伸びた人は相対的に印象が良くなるのがこのゲームの常ですが、伸ばすべき人と不要な人を区分けすることで更に考察の引き出しを増やすことができます。