狐は勝率1割ともいわれる非常に厳しい役職。それもそのはず、特殊配役を除くと狐は原則1村1匹のみ。
さらに吊られたら負け、占われたら負け、噛まれたら(高確率で)負けとゲーム開始前から相当な厳しさが伺える立場。
処刑されないように人間アピールが強すぎると白すぎるという理由で占われたり襲撃対象にあがり、逆に人外アピールを強くすると処刑で処理されやすい。八方塞がりである。
どう動けば生き残れる可能性が上がるのか---
今回は狐の代表的な勝ち筋の立ち回りを見ていこう。
狐の勝ち筋①:グレー潜伏
概要
特に何もCOはせず、グレーの一人として立ち回る。初日に偽者の占い師から黒判定が飛んできた場合は問答無用で吊られてしまうので後述の別戦術にシフトすることになる。
長所
黒を出されない限り強制処刑されることはない。
占いも処刑もされない適度な位置を保ち続けられれば強い。後述の狐ケアの進行になっても最悪引き分けで済むことがある。
短所
真占が消えるまでは占い対象になり続ける為、溶けるリスクが常時ある。占い位置に入らないように動くと今度は処刑対象になったりと、要素提出量の絶妙なバランスが求められる。
人狼陣営はCO数・内訳・挙動など見て狐がグレーにいると判断した場合は積極的にグレー噛みを行ってくる。これにより犠牲者なしとなると2陣営協力の元で狐ケアが行われ、結局位置を把握され処刑されてしまうことが多い。
見つからずに狐盾進行に使われる場合もあるがこのとき狙えるのは最悪引き分けである。
とはいえ負けないだけマシという考え方もできる。これ以降の戦術は積極的に勝ちに行く立ち回りではあるが、引き分け進行はほぼ不可能というデメリットがある。
狐の勝ち筋②:占い騙り&初日白出し
概要
初日に占いをCOした後、適当な位置に人間判定を出す。最もポピュラーな占い騙りである。
長所
占いCOの中に紛れる事で占い対象に挙がる可能性が激減する。
襲撃されたとしても占いCOは狩人の護衛有力候補なので噛まれても狼陣営が狐を噛んだのか、狩人が護衛成功したのか両陣営確信が持てず、犠牲者なしによる告発が起きにくい。
短所
占いローラーされると逃げ場が無い。
CO数が多すぎると狐が占いに含んでいることを示唆され、益々占いローラーの手が早くなることがある。
狐の勝ち筋③:占い騙り&特攻
概要
初日に占いCOした後、適当な位置に人狼判定を出す。狂人が頻繁に行う立ち回りだが、狐でもそれなりに有効とされる。
長所
占いCOの中に紛れたことで占われにくくなる長所は同様。
狼に狼と言った場合は人狼から真占らしく写るが、襲撃され平和が出てもGJのように見えるので狼からの告発は困難。
人間に人狼判定を出してしまった場合人狼からは狂人らしく写る為漂白噛みを除くと襲撃対象になることは少なくなる。
短所
通常の占い騙りと同じリスクはこちらも伴う。
基本的には占い乗っ取り狙いの戦術なので、狼が占いを騙ってきたり、真占がそもそも生存していると一気に勝率は下がってしまう。一時的に乗っ取れても、真霊が生きていると霊媒結果で嘘がばれるのでどの道長生きすることは難しい。
狐の勝ち筋④:霊媒騙り
概要
初日に霊媒COするだけ。基本は結果発表マシーンと化すが信用を得次第、適度に考察も落としていこう。
長所
1COだった場合、霊媒欠けなので完全な乗っ取り成功となる。
真確扱いされれば、襲撃されて犠牲者なしとなっても狼陣営からはGJに見えやすい為告発はされにくい。
短所
真霊媒が生きていれば2COになるので高確率でローラーされてしまう。
また真霊が生きていなくても、人外が霊媒騙りに人員を割かれると同じ結果が待っている。
占い騙りと同様に勝利には乗っ取り成功がほぼ前提と言えよう。
役職騙り勝ち筋は総じて乗っ取りが前提筋です。こう見ると潜伏が無難ですね。あ、でも一縷の望みにかけて役職騙るのもありですね。どっちが良いんでしょうね(半笑