狐を含む村で占い師が4人COすると、PET(ペット)進行と呼ばれるルートに入ることがある。
そもそもPET進行とは何か?そしてどういった意味合いで行われるのか?今回は概要と基本的な考え方を述べていく。
なお、狐についての知識があることを前提とした記事となることを前置きしておく。自信がない方は以下の記事も参照してほしい。
PET進行とは
PET進行の概要
狐を含む村であることが基本条件。
例として狼2、狂1、占1、霊1、狩1、村5、狐1 のGM(初日犠牲)を含んだ12人村(12B)を想定する。
占い師4CO、霊媒師1COの状態で初日に占い師を処刑する。残り3人の占い師にはお互いを占い指定した上で占いあってもらう(相互占い)ーーーこの形がPET進行である。
翌日の役職結果の例として以下の形が考えられる。
A B○
B C○
C A●
E D○
何故「PET」なのか
PETの由来はペットボトル。厳密にはペットボトルのラベルに書かれている矢印で三角形を構成し、中央に数字の「1」が書かれたマークのこと(正式には識別表示マーク)。
偶然にもこのマークはPET進行の概要が一目でわかるデザインとなっている。
「占い師を1人処刑する」→「中央に書かれた数字の『1』」
なお、狐ケア戦術のひとつである飼い狼のことではない。GENの主観も入るが「ペット」だけの場合はPET進行のことを指す。飼い狼のことを「ペット」と言ってしまうと誤解が生まれやすいので注意。
PET進行のメリット
占いを真確させつつ保護できる可能性がある
兎にも角にも初日の処刑先が大事な進行となる。
狐以外を処刑できれば銃殺(や偽占い師の破綻)によって占いが本物確定する可能性が出てくる。
確定した真占が生存し、護衛を寄せることができれば村としての理想形と言える。
いつでもローラーに移行できる
初日の霊媒結果で「人間」と出て、戦況によって占い師の中に真がいなくなったと判断できた場合は占いローラーに移行することができる。
初日に真占以外が処刑された場合、人狼は高確率で真占と思しき占い師を襲撃してくることが多い。
このように占いCOした誰かが早々に襲撃されたとしてもローラー用の縄が節約できるメリットが付随する。
PET進行のデメリット
真を初日に吊ってしまうリスクがある
初日の処刑先が真占に当たってしまう危険性は常時付き纏う。こうなると真がいない状態で翌日を迎えるので銃殺は出ず、占い真確もありえなくなってしまう。
護衛が固定されやすい
初日処刑した占い師の色が翌日議論で重要になるという仕様上、護衛先はどうしても霊媒に偏る。
こうなると前述のように銃殺が出たとしても同日に真占が襲撃されていなくなることもしばしば(遺言銃殺)。
ただ前述した通り占いCOが減ることはで占いローラー用の縄が減ったという村利も付随する。
グレーが狭まらない
グレーではなく役職内から占うので、翌日のグレーは初日と同様広い状態のままとなる。
ただPET進行をとると初日から良くも悪くもゲームが大きく動くので、占い結果で色がついていなくてもグレーからの推理材料(要素)は案外沢山拾うことができる。
人外が3人も露出できた点で占いロラも十分に村有利と認識できます。しかし前述のように狐が混じることで占いロラ以外のやり方を模索していった先人の研究結果のひとつです。