潜伏狂人とは、序盤に役職COせずグレーの一人として潜伏する狂人の戦い方。
潜伏狂人は狂人ニートと同じ意味で扱われることがあるが、厳密には狂ニートとは別の意味を持っている。
狂ニート扱いされない為には
潜伏狂人と狂ニートの違いは仕事の有無。潜伏狂人として仕事を果たせていれば狂ニート扱いされることは少ない。
潜伏しても村をかき回すことができれば、仕事は十分に果たしたと言えるだろう。
ただし役職(主に占い師)を真確させやすいという大きなデメリットを含む為、これと天秤にかける問題という側面もある。
また初心者は「潜伏狂人=狂人ニート」という方程式だけで反省会に臨む場合があり、経験者との意見相違が生まれやすい。
狼側に初心者が固まっていた場合、潜伏狂人が如何に完璧な立ち回りをしても狼側がそれに気付かずゲームが終わることがある。
このときは終わってから潜伏意図を一通り伝え、「潜伏してすみません」と詫びるのが大人の対応。間違っても「俺の潜狂に気付かない狼とか××」と変に煽ったり暴言を吐いてはならない。
経験者ほど初心者を含めた同陣営にわかりやすく、勝利に近づけるプレイングを心がけたい。
潜伏狂人としての仕事とは
潜伏できるかを判断する(≒占いが真確していないか確認する)
潜伏狂人=悪手ではないとはいえ、人外があまりに不利になる場合は悪手。
具体的には真占の単独COとなり一切騙りが出なかったとき。このときに潜伏狂人を選ぶと真占を狩人が護衛し続けてひたすら正しい情報を元に人外が追い詰められる形になる。
原則として潜伏狂人は占いが2CO以上になっているときに行うこと。役欠けありのルールでは占い欠けも追えるのでこの限りではないが、それでも人外側のリスクはきわめて高くなる。
占いCOに狼がいない考察を落とす
人外は役職騙りの頭数が1枚減ることになる。よって狼に騙りの仕事を譲る形になることがほとんど。村陣営の生命線である占い騙りに最低1狼を割かないと、役欠けルールでない場合は特に人外勝利が難しくなる。
霊媒はローラーされる運命がほとんどだが、占いについては真贋対決がある程度続く。占いの中にいるご主人様を応援する意味で占い内訳は狂人混じりや背徳混じりに終始し、占いローラーの形に村が行かないよう務める。
適度に怪しまれる位置を保つ
グレーに潜伏する道を選んだ以上は、最低でも襲撃よりも処刑で除外される道を選びたい。
よって夜時間に狼の襲撃対象にならないようスケープゴート(SG)位置として適度に黒いポジションになるのが基本。
GJ直後の狩人CO
潜伏を決め込んでもそれ以降に騙るチャンスは残っている。GJ直後の狩人COに被せていくのは潜伏狂人の常套。狩人COが2枚出れば狼にはどちらかが狂人であるとわかる為、狂人アピールとしても有用。GJ直後なのはご主人様の狩人騙りとバッティングするのを避けるため。
CO可能場面は限定される上、状況によっては狩人ローラーが掛かる為PP狙いの戦術は難しくなるデメリットがある。
占い位置に自ら入る
占われやすいポジションに自らをおくことで狼が黒判定を出されるリスクを減らし、真占い師の無駄占いを誘発させる。
占い師のどちらかに肩入れする発言を残したり、あからさまに「占われても構わない」と発言するなど自分なりに占い対象に入る発言を混ぜてみよう。
人狼放送を見ていると、コメント欄は上級者が潜伏狂人を選ぶと寛容で初心者が潜伏狂人すると厳しくなります。潜伏してからどう動くかはゲームが終わるまで判りませんし、占いが真確していなければ初日から「狂人無能」と書くのはちょっと時期尚早な気がします。