人間陣営はばらばらに動いてしまってはあらゆる意味で人外に有利な展開になってしまう。ゲーム序盤は意見をある程度あわせるために村から1人、司会進行役を決めることがある。
今回は司会進行の決め方と、司会進行の具体的仕事内容を見ていこう。
司会進行の決め方
白確・確定白
誰の目から見ても人間確定の人は判断を間違うことはあっても、意図的に狼有利になるような動きをする心配がない。具体的には共有者、パン屋、魔法使いといった狼にのっられにくい役職COが務めることが多い。
そのほか白確の作り方については以前書いた記事を参照してほしい。
なお、狂人は白にもかかわらず人外なのでこの例外ととらえることができる。だが、狂人も狼の位置がゲーム開始時わからないという点では通常の人間と状況は同じ。意図的に狼有利な判断を選ぶことは難しい。結果「狂人かもしれないけれど進行よろしく」となることはままある。
最も白置きされている人
白確までとは言わないが、グレーの中では最も白に近いとされる人を進行役にする。
「ここが黒ならもう負けでもいい」というある種のきめうち戦法のひとつ。
グレーを白と決め打ちしてしまう確率は真役職の決め打ちよりもリスクは低い。
司会・進行の仕事とは
グレーの寡黙に話をふる
グレーの寡黙は放置すると無条件で処刑位置になるが、司会が話題を提示することで寡黙の発言を伸ばさせる。
人外が寡黙になっている場合もあるが、いずれにせよ情報量が少ないのは村不利なので何はともあれまずは話してもらうことがスタートとなる。
占い指定を修正する
狐がいる村では占い師に占い指定をとらせることが一般的。
このとき司会の立場としてその指定に納得できないときは司会の裁量で占い指定を変更して問題ない。指定占い先が囲い候補として濃厚な場合は指定交換により黒が出やすくなる。
全プレイヤーの作業量が増えるので、短期人狼においては相対的に上級者向きプレイと言える。
処刑候補の指定を出す
最初に処刑候補を複数提示(仮指定)、残り議論時間が少なくなったら1人指定(本指定)と分割して提出すると非常に安定した進行になる。
仮指定を選んだら仮指定に一通り発言を伸ばしてもらい、その上で指定の変更の追加・除外すると良い。
また仮指定→本指定→最終決定とかなりの時間を要するため、議論時間が少ない村では仮指定は朝一番提出でもかまわない。仮指定した後、指定内から白が打たれた場合は除外した上で補充候補を追加する形をとる。
全体的な進行の提示
その日だけでなく「霊媒が噛まれた場合は占いを決め打つ」「グレーが噛まれた場合はもう1日グレランを挟む」といったゲームメイクとしての進行提案を行う。
これに納得いかないグレーから意見が飛んでくる場合もある。
グレーから白確司会への不満を指摘するプレイはチャット人狼に良く見られますが、白確よりもグレー同士で殴りあうことの方が村にとってより優先事項であることは言わずもがなです。ただしあまりにも頓珍漢な進行については反対すべきだと考えています。
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