狐の基本事項については以前書いたこちらの記事をご覧ください。
狐ありの村といない村で大きく異なるのが占い師やその結果の扱い方。
今回は狐を考慮した占い師の扱いのあれこれを考える。
複数占いCOがあってもいったん放置
複数の占いCO、たとえば3-1陣形になると初手占いロラ、もしくは2日目からロラ・決め打ちすることがある。
しかし狐ありの村では占いによる呪殺がある為、狐を溶かすまで占いに手をつけないことが多い。誤って真占いを吊ってしまうと、日中の処刑でしか狐を倒せなくなってしまう為だ。
これは狼陣営も同じで、狐がいる可能性が残る間は狼目線で真占いが確定しても襲撃しないことが多い。
「日中の処刑で狐を倒す方法もあるんだから、さっさと占いローラーしてしまおう」という意見もあるが、占いによる呪殺はレアケを除き2人犠牲者が出る。
極めて高い確率で人間・狼両陣営にとって「狐がいなくなった」と確認できるわけだ。狐を倒すなら原則的に呪殺が望ましい。
しかし「銃殺を出した占い師=真」という情報は狼陣営にとって非常に脅威となる。そのため、銃殺前でも占い師を襲撃してしまい、狐は襲撃しても死ななかったことで位置を捕捉する狼陣営の戦い方も頻出する。
占い先を固定する(指定占い)
日中に今晩誰を占うのかを決めることは通常はNG。白だった場合、狼がそこを襲撃して噛み先占いになるリスクが高いからだ。
しかし狐あり村では個々の占い師がそれぞれ誰を占うのか日中に決めることが多い。これは狐処理とそこから得る情報の活用に有効な手段とされている。真占が狐を占い、同日に狼陣営が真占を噛んでも呪殺は成立し、翌日狐と真占いの2名犠牲者が出る。
翌日出た犠牲者が狐なのか人間なのか---これを推理する為の占い先固定というわけだ。
片白占いを避ける
片白占いは白でも人間確定を作ることができることから、占い理由のひとつとされることが多い。しかし狐ありの村では片白を占うことは少ないとされる。
これは、銃殺が出て真占いが確定すればそれまでの占い結果で作られた片白が白確定への自動昇格するからである。
もちろん銃殺が必ず起こる保証はないので狐村の片白占い=悪手というわけではない。
対抗を占う
狐は占われると呪殺により死んでしまうことから、狐が占いを騙り占われにくい位置になるケースがある。
占い真狂や占い真狂狼といった頻出パターンに加え占い真狐、占い真狂狐 など狐ありのケースも考察しつつ戦わなければならない。
この時は普段悪手とされる対抗占いもある程度許容される。呪殺が出れば占いに狐が紛れていた事が証明できる為だ。
ただし厳密には死体が2つ挙がらないと完全な呪殺証明にはならないので占いの中に狐が混じる推理が提出されても対抗占いにまで至るケースは少ない。
狼が確定してもすぐには吊らない
村陣営は誰が狼か不明確な中で昼議論によって処刑先を決めいく。確実に狼とわかったら即吊りたくなるところだが、まだ狐が生存する可能性が残る村のときは真占いの黒判定は敢えて残す(飼う)ことが多い。
たとえば残り2匹でグレーに1狼生存のとき今黒を吊ってしまうと明日以降はグレー吊りとなる。狐がいなくなる前にグレー吊りで最後の狼が吊れると村陣営ではなく狐陣営の勝利となる。
黒確を残すことでグレーの狼を吊ってしまったときも村は負けにならず、ゲームを続けることができる。このように飼われた黒確を人質狼・飼い狼と呼ぶ。
狐がいない村(狼vs人間の村)で飼い狼を主張する方(「吊っても霊媒結果が確定黒だから」などの理由で)がたまにおられますが、狐ケアの観点以外に確定狼を残すメリットは特段ありません。縄数と天秤にかければ確定狼は1日も早く消していくのが村最良の勝ち筋です。